キャリアコンサルタント試験の勉強、本当にお疲れ様です!

範囲が広くて、どこまでやればいいか不安になりますよね。

過去問演習は進んでいますか?

スーパーやホランド、傾聴技法、労働経済の統計などは、毎回のように出題される「超」頻出テーマです。これらは完璧に仕上げることが合格への近道です。

ただ、試験対策をしていると、「昔はよく出ていたのに、最近見かけないな…」というテーマがいくつか出てきます。

そこで今回は、第15回から第26回までの試験で頻繁に出題されていたにもかかわらず、直近3回(第27回〜第29回)では出題が確認できなかった「ご無沙汰テーマ」を分析してみました。

もしかすると、次回の試験で久しぶりに問われる「狙い目」かもしれません。

「あ、そこ手薄だったかも!」という項目がないか、ぜひチェックリストとしてご活用ください。

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1. 忘れがちな「労働法規・社会保障」の細かいルール

最近の試験では、労働施策総合推進法や育児・介護休業法など、改正系の法律が目立ちますが、労働基準法の「基本のキ」とも言える詳細なルールがご無沙汰です。

  • 労働基準法(賃金・女性労働者)
    • 昔は、賃金の支払い原則(通貨払いの例外とか)、休業手当、産前産後休業のルール(請求の有無)、生理休暇(有給義務は?)といった細かい部分がよく問われていました。
  • 就業規則・懲戒
    • 就業規則の作成・変更手続き(意見聴取が必要でしたっけ?)、周知義務、懲戒処分のルール(減給の制限とか)も、しばらく出題されていません。
  • 兼業・副業 / 高度プロフェッショナル制度
    • 「兼業・副業」の労働時間通算や、「高度プロフェッショナル制度」の導入手続きなども、一時期よく出ましたが、最近は静かです。

【対策メモ】

この分野は、数字や手続き、細かい要件を問われると、ド忘れしやすいところ。久しぶりに出題されたら、しっかり得点源にしたいですね。

2. 「人事・組織論」のちょっとマニアックな用語

人事考課や能力開発も頻出ですが、特定の用語が最近出ていません。

  • 人事考課の評価誤差
    • ハロー効果、論理的誤差、寛大化傾向、近接誤差…などなど。言葉の定義と具体例が問われる定番問題でしたが、最近は鳴りを潜めています。
  • 職業能力開発推進者
    • 選任義務の有無(罰則は?)や、その役割について問われる問題です。
  • 職能給
    • 職能資格制度との連動や、職務遂行能力が低下した場合の降格・減給の可否など、一歩踏み込んだ理解が求められるテーマです。

【対策メモ】

「ハロー効果って、後光効果だっけ…?」と曖昧になっている方は、この機会にサクッと見直しておくと安心です。

3. キャリア理論の「人生の転機」に関わる偉人たち

キャリア理論といえば、スーパー、ホランド、クルンボルツが御三家ですが、人生の発達課題や転機に焦点を当てた理論家たちが、最近少しお休み中です。

  • エリクソン
    • 発達課題(心理社会的発達理論)は重要ですが、特に「老年期(統合性 vs 絶望)」に絞った出題が最近ありません。
  • シャイン
    • キャリア・サイクルのうち、「衰え・離脱期」の発達課題が問われていました。
  • レビンソン
    • 「人生半ばの過渡期(中年の危機)」の特徴(両極性の解決など)も、狙い目かもしれません。
  • コクラン
    • ナラティブ・アプローチの先駆者として、その理論的特徴が問われていました。

【対策メモ】

キャリア支援は全世代が対象です。特に「中高年〜老年期」の支援に関わる理論家は、いつ出てもおかしくありません。スーパーの「解放(衰退)期」と合わせて復習しておきましょう。

4. カウンセリング技法・心理学の特定理論

カウンセリング技法も、基本的な傾聴やラポール形成は毎回問われますが、特定の技法や理論がご無沙汰になっています。

  • 防衛機制
    • 「同一視」「補償」「合理化」「昇華」など、具体例とセットで問われる問題です。
  • ブリーフ・セラピー(質問技法)
    • ミラクルクエスチョン、コーピングの質問、例外の質問など、解決志向アプローチの具体的な質問技法です。
  • 家族療法
    • 「二重拘束(ダブルバインド)」や「円環的因果律」といった、家族療法特有のキーワードも最近見かけません。
  • ワークショップの基本
    • 「今、ここ」の重要性や、ファシリテーターの役割など、ワークショップの基本原則も頻出テーマでした。

【対策メモ】

「防衛機制」、全部言えますか? ロープレ(実技)にも通じる「質問技法」は、学科でもしっかり押さえておきたいですね。

5. アセスメントツールの「詳細な」解釈

VRTやGATBは定番のアセスメントツールですが、その「使い方」や「解釈」といった一歩踏み込んだ内容が最近出ていません。

  • 職業レディネス・テスト(VRT)
    • 結果のプロフィール形状の解釈や、得点が低い場合の指導上の留意点など、「結果の解釈」に特化した問題です。
  • 厚生労働省編 GATB(一般職業適性検査)
    • 「進路指導用」と「事業所用」の使い分けや、ツールの活用目的が問われていました。

6. 「啓発的経験」の定義

キャリア教育の分野からも一つ。

  • 啓発的経験の定義と範囲
    • インターンシップだけでなく、職場見学、ボランティア活動なども含む、「啓発的経験」という言葉の定義そのものや、その具体例を問う問題です。

まとめ:穴をなくして、万全の体制で臨もう!

いかがでしたか?

もちろん、これらのテーマが次回の試験で「必ず出る」と保証するものではありません。

あくまでも最優先は、

  • スーパー、ホランド、クルンボルツなどの主要理論
  • 傾聴、ラポールなどの基本的カウンセリング技法
  • 労働経済の最新動向(能力開発基本調査など)
  • キャリア形成支援の諸制度(ジョブ・カード、セルフ・キャリアドックなど)

といった、毎回必ず問われる「Aランク」のテーマです。

今回ご紹介した「ご無沙汰テーマ」は、いわば「B+」ランク。

Aランクの学習が終わった後、「あれ、そういえば防衛機制ってなんだっけ?」と不安になった項目の復習に役立ててみてください。

試験勉強もラストスパート。

体調に気をつけて、最後まで走り抜けましょう!応援しています!

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