今回はロープレ開始の時の注意事項です。まず、留意することはロープレは急がないということです。そしてクライエント役をしっかりと観察することです。
ロープレを始める時キャリコン役の自分が何をしているかを振り返ってみてください。当然、クライエント役に向かって、クライエント役が何を話し始めるのを注目していると思います。それは当然です。
それでは、クライエント役が話始めてから、自分は何をしているでしょうか?ただひたすらクライエント役の話に集中する!確かに重要です。ただ、それだけでは不十分です。
当たり前の話ですが、ロープレでクライエント役とのやりとりがぎくしゃくしていたら、ラポールの形成はできませんし、クライエント役の方もラポールが形成されている前提の応対はとれなくなるでしょう。そんな時に、クライエントとの呼吸を合わせるようにするスキルが必要になります。
クライエントがゆっくり話をするタイプなのにキャリコンがせっかちに早口で話をしていたら、どう見えるでしょうか?試験官の視点では「ラポールの形成が上手くいっていないな」という風に見えるのではないでしょうか?
もし試験官がそう判断したら、それは減点対象になります。それは大きなリスクです。
そこでクライエントを十分に観察します。
「視線の合わせ方」
「体位・席のとり方」
「声の調子」
「表情」
「ジェスチャー」
これらの特徴をつかみ、できるだけ相手に合わせるようにした方が実際に話もしやすいですし、試験からみてもラポールに向けて努力をしているな、と映ると思います。
一方で、例えば余り目線を合わせないクライエントなのにギンギンの目力で相手を見つめるのは良くないですし、クライエントが暗くボソボソ話すタイプなのに、キャリコンが明るく元気に話しかけるのも当然適切ではありません。
元々人と会って話す機会が多い営業等のお客様を相手する仕事をしている方の中には、特に意識せずとも呼吸を合わせることをやっている人がいます。ただ、おそらくは意識していないと思います。そこで自分のロープレを録画する等して振り返ってみてください。
もし意識されてないようであれば、ロープレ練習の際のチェックリストに上記の5つのポイントを追加し繰り返し練習することをお勧めします。意識の課題は反復練習で刷り込むしかありません。
面接試験の最初の2~3分間はクライエントの観察と呼吸を合わせる意識を持つことが、非常に重要です。もちろん、ラポール形成に役立ちますし、試験官へのアピールにもつながります。
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この記事は2023年12月11日発行のメルマガ59号に開催したものを転載したものです。
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