
3月に実施されました第28回キャリアコンサルタント試験の結果発表がキャリアコンサルティング協議会(キャリ協)、日本キャリア開発協会(JCDA)から発表になりましたので結果を整理しました。今後の受験の際に参考にしてください。
全体のまとめ(今回は学科試験4,310人、実技試験4,040人が合格)
ともに4000人超え!
今回の特徴は何と言っても受験者の増加とそれに伴う合格者の増加です。学科試験受験者が6000人超え、実技試験受験者がほぼ6000人と下表のように回を追うごとに増加しています。

<出典>
◆キャリアコンサルティング協議会:第28回キャリアコンサルト試験結果(PDF)
◆キャリア開発協会:第28回キャリアコンサルタント試験結果(PDF)
受験者数

受験者数は学科試験、実技試験とも前年同期(第25回)に対し学科試験、実技試験とも大きく上回っています。
合格率

【学科試験】
学科試験は68.4%と前回の59.7%から大きく合格率上昇しています。第24回の急落ショックから一巡して上がると下がるが繰り返すジグザグな推移が戻ったようです。次回は少し難しくなるかもしれません。内容的には理論の問題では馴染みの薄い理論家や理論が殆ど出なかったのも貢献しているかもしれません。
【実技試験】
合格率67.7%と前回の67.4%のほぼ横ばいです。JCDAは今回も69.9%と高い合格率を継続し、キャリ協が合わせに来ているように感じています。私は、実技試験は合格ラインを何点以上という絶対的な点数ではなく、上位何%のところ、という相対的な位置で決められていると考えています(ちょっと統計学を学んだ方であれば、絶対評価であれば上記グラフのように横一直線にはならず学科試験のようなグラフになることが分かると思います)
【学科、実技試験同時受験者】
学科、実技試験同時受験者は4,876人、合格者は2,726人であり合格率は55.9%でした。前回の50.4%よりずいぶんアップしています、機関ごとにみるとキャリ協の合格率は54.8%でJCDAは60.0%とずいぶん開きがあります。
受験団体・受験資格別実績

【学科試験】
養成講座修了者が実務経験者より合格率が高い傾向は変わりません。ただ、今回は△8.8%と前回の△7.4%からは少しその差が拡大しました。
【実技試験】
養成講座修了者と実務経験者の差は△8.8%と前回の△7.4%に対し少し拡大しました。実務経験者の合格率がキャリ協もJCDAも揃って下がったので仕方が無いところかもしれません。
まとめ
国家試験キャリアコンサルタント試験の第28回の試験結果を見てきました。キャリ協では養成講座修了者と実務経験者で実技試験の合格率が殆ど変わらなくなってきました。これからは養成講座に申し込んで半年かけて受験をするのではなく、実務経験者としてサクッと2~3ヶ月で試験を受けて4ヶ月後には資格を登録!というのがアリと考えているのですが、なかなか主流にはなりそうにないですね。
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