第29回 キャリアコンサルタント試験合格体験記

第29回 キャリアコンサルタント試験合格体験記
第29回キャリアコンサルタント試験 合格体験記

第29回 キャリアコンサルタント試験

合格体験記

A様 (65歳・男性)

JCDAで受験 / 実技試験合計98点

3月から面接レッスンを受講し、資格を取得することができました。レッスン7回、ロープレ道場11回という豊富な実践の機会は、自身の面接スキルを客観的に見つめ直し、多くの気づきを得る上で非常に有益でした。

特に、受講初期の段階で「話し過ぎ」「質問が多すぎる」「関係構築の不足」といった具体的な課題点を指摘いただけたことで、回数を重ねるごとに面接における基本的な姿勢やスキルが着実に身についていくことを実感できました。

本試験では、事前のロールプレイングとは傾向の異なるクライアントに戸惑う場面もありましたが、無理にわかったふりをするのではなく、「主訴が明確に掴めなかった」と正直に伝えることができました。これは、数多くの実践経験を通して培われた自信(ある種の「開き直り」とも言える冷静さ)が、予期せぬ状況でも誠実に対応する力になった結果だと考えています。

スキルのレベルとしては初心者ではありますが、この講座で得た学びを土台に、さまざまな現場での経験を得て、社会に少しでも貢献できればと思います。この様に、次のステップへの意欲が明確になったことも、大きな収穫でした。

B様 (53歳・男性)

キャリ協で受験 / 論述39点・面接60点

理系大卒メーカー勤続30年超で、セカンドキャリアとしてキャリアコンサルタントを目指そうと思い、養成講座に通いました。仕事柄、ロープレ経験が皆無でしたので、当初はあたかも事情聴取で、CLの感情を拾う問いかけに戸惑いました。まずは養成講座突破のためキャリコンシーオーやキャリパなど毎日ユーチューブ動画を視聴し、なんとか雰囲気程度は掴めたものの合格が覚束ないとの不安から夢ロープレ研究室さんに参加させて頂きました。

ディテールにこだわると題した中島さんの無料セミナーをきっかけにCLへ興味を持てるようになったため、CLへの質問が深められるようになリました。しかしながら、ロープレを重ねる毎に、逆に慌ただしくCLを尋問するかの様なロープレへと変貌してしまいました。

ロープレ道場で久保さんから間のとり方などを教わり、来談者中心ロープレへ軌道修正できたものの、相変わらずCLの感情を拾うことが課題でした。特に自身と同世代の中高年シニアCLの場合は感情語を発しないため、意識しない限り解決志向(ビジネス志向)に向かってしまっておりました。

ラポール形成に不安を抱えたままでしたので、実技試験本番の直前期にはオプティキャリア“のん”1級キャリアコンサルティング技能士のユーチューブ動画を何度も視聴し、CLと仲良くなること、落ち着いた雰囲気を創り出すことの重要性を学びました。実技試験本場に際しては、比較的感情語を発して頂ける女性CLを祈念しておりましたが、あいにく若手男性CLでした。ただ思いの外、CLのほうから自発的に思いを語って頂けたので、運にも恵まれて合格できたものと思っております。ロープレ指導、ありがとうございました。

C様 (55歳・女性)

キャリ協で受験 / 論述36点・面接64点

キャリアコンサルタント試験、特に実技試験で一度不合格になったときは、正直ショックでした。それでもこの資格をあきらめきれず、リベンジ受験を決意。今回、無事合格することができました。

前回の不合格の原因を振り返ると、「傾聴しているつもり」で、実は自分の思い込みに立った考えを押し付けるような関わりになっていたことに気づきました。さらに、意図的な質問も苦手で、主訴を深く理解するための問いではなく、自分よがりな情報収集的な質問ばかりを繰り返していた点も反省点でした。また、ロープレの冒頭では毎回緊張して頭が真っ白になるのも大きな課題でした。

そこで個別レッスンを利用し、はじめの 5 分間だけを徹底的に繰り返す練習を重ねました。相談者の語りを丁寧に聴き、その気持ちを受け止めることに集中する中で、次第に落ち着いて対応できるようになりました。

論述対策では、過去問を活用して、相談者の感情が表れている言葉を抜き出し、その感情の背景にある思いや状況を丁寧に読み取る練習を行いました。単なる状況把握ではなく、気持ちへの理解を意識することで、書き方にも深みが出てきたと感じます。

五十路を過ぎると、なかなか人からの指摘やアドバイスを素直に受け入れづらいところもありますが、講師の先生方の安定した指導と的確なフィードバックに支えられ、少しずつ自分を変えることができました。前回の失敗があったからこそ得られた学びも多く、今では感謝の気持ちでいっぱいです。これから受験される方も、どうか自分を信じて挑戦し続けてください。

D様 (52歳・女性)

キャリ協で受験 / 論述34点・面接68点

私は、第25回から受験し、学科2回、実技4回目の第29回でようやく合格することができました。夢ロープレ研究室にたどり着いたのは、2回落ちた時点で、他の対策講座にも参加していたのですが、その都度人が変わるためバラバラなフィードバックや合格するためのメソッドがしっくり来ず、体験ロープレでの具体的なエラーの指摘が的確だと感じて、夢ロープレ研究室のロープレ道場や個人レッスンを申し込みました。

そうして挑んだ3回目、クライアントの状況に戸惑い、他の講座の受け売りメソッドをそのまま使ってしまったり、焦ってキャリコン主導な質問ばかりをしてしまい、もちろん落ちました。

さすがに資格自体を諦めることも考えましたが、「自分のこの先を考えるのには今が転機なんだろうし、もう一度だけ頑張ってみよう」と思い、指導を仰ぐ講座も夢ロープレ研究室1本に絞って、再度申し込みました。

試験に落ちる度に自分の何が悪かったのか、どうしたら受かるのか、と本当につらかったです。夢ロープレ研究室での再度の練習でも、一からというよりマイナスからの出発に感じたこともありました。

フィードバックを真摯に受け止め、クライアントの気持ちに寄り添うこと、クライアントの目的を見失わないこと、それだけを考えて挑んだ4回目、初めてクライアントが心を開いてくれたと感じ、楽しくて気がつけば15分経っていました。合格通知を見た時、ロープレはクライアントに向き合えたかなのだ、と本当に実感しました。

夢ロープレ研究室の先生方、道場の皆様には、本当の意味で傾聴を教えていただけたと感謝しています。合格は目的のための一歩と考え、この先も日々研鑽を積んでいく所存です。

© 夢ロープレ研究室